ドクターという呼び方はよく聞くと思いますが、その意味合いをよく理解しているでしょうか。
知ってるよ、博士のことでしょ。でも学生だっていう人も自分のことドクターと言ったりするし、そういえばお医者さんだってドクターだよね?なんて困惑する人も多そうです。
実は実際にはドクターではない人をドクターと呼ぶこともあり、混乱しても仕方がない面もあります。この記事では「ドクター」という呼び名について説明します。

ドクター=博士を取った人
基本的にはドクターとは博士を取った人のことです。
博士自体があまり馴染みがないかもしれませんが、大学院で博士になるための審査を受けて、通った人が博士です。一応資格のような役割をしており、特に理系の大学の教員になるためには必須です。
ドクター=博士を目指す学生?
ところが、ややこしい問題として、大学院の博士課程の学生のことをドクターと呼ぶことがあります。
あの研究室にはドクターの学生が多いよね
君はドクターなんだから自分で考えて研究をやらないと
みたいな使い方をよくします。正確には博士(ドクター)課程の学生という意味なんですが、多分呼びづらいためか、「ドクターの学生」または単に「ドクター」と呼ぶことがあります。
似たような話として、修士課程の学生のことを「マスターの学生」や「マスター」と呼ぶことも多いです。
お医者さん=ドクター?
その他お医者さんのことをドクターと呼びますね。「ドクター****の老けない食事の取り方」みたいな本が売られていたりします。
このドクターの使い方は誤用ではありません。医学部の6年間の教育を修了した人は医務博士と呼称されるので、いわゆるお医者さんはみんなドクターです。しかし、お医者さんは資格としての博士を持っている訳ではないので、区別してMD(Doctor of Medicine)と呼びます。私の認識では医師免許を持っている人という意味合いです。ちょっとお医者さんは特別扱いをされていて、本当はドクターではないけどドクターと呼んでいるという印象が私にはあります(個人の感想です)。
一方で、お医者さんの中には大学院で研究をして正式の博士を取る(医学博士)人もいます。この博士は他の分野でいう博士と同じものです。
ちなみに医学博士は医学系の大学院で博士を授与されれば取得できるため、必ずしもいわゆるお医者さん(医師免許を持っている人)でなくても取ることができます。
まとめ
本記事ではドクターという呼称についてまとめました。
ドクターとは、大学院で博士の審査に通った人です
しかし、習慣的に博士課程の学生をドクターと呼ぶこともあります。
一方で、博士の審査を通っていなくても、医師免許を持っている人はドクターと呼ばれています。
上記以外のドクターは多分自称ドクターなので信用しないようにしましょう。


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